四国の真ん中にて

大歩危峡に来ています。

この週末は、こちらの宿でお籠り。
今年度担当してきた仕事がほぼ片付いたところでの温泉旅行です。
最近は何かにつけてご褒美旅行ばかりやってる気もしますが。

先週末思い立って、最初に宿をパッと決めました。
それから、行きすがら香川でうどん屋を2〜3軒回ってこようかなとプランを練ってたのですが。
土讃線沿いに行くんだったら「四国まんなか千年ものがたり」がある、というのを思い出しまして。
駅の窓口で聞いてみると、そこそこ良さそうな席が空いていたので、こちらも予約。

てなわけで、即席ながらなかなか盛りだくさんの週末旅計画が完成しました。
最近、家でのんびりしてる時は、旅行のことばかり考えているような…。

今朝は、二日酔いの頭を抱えながら、6時過ぎの新幹線で広島を出発。
岡山で瀬戸大橋線に乗り換え、1年ちょっとぶりの四国へ。

ちなみに、昨年は珍しく四国へ一度も行かなかったんです。
九州や北海道には行ったというのに。

まずは、丸亀で朝食のうどんを一杯。
朝からおおくのお客さんで賑わっている店で、名物の肉ぶっかけうどんを。

そして、多度津駅へ移動し、本日ひとつ目のメインイベント、四国まんなか千年ものがたり・そらの郷紀行へ。

今日は若干の空きがありしたが、たくさんのお客さんでした。
同じテーブルには静岡からやって来た乗り鉄のお兄さんと福山からの初老の仲良しご夫婦。

途中、琴平駅にて料理の積込みなどを行う間、一旦列車を降りて、専用の待合室へ。
ウェルカムスープをいただきました。

琴平を出発後程なく、事前に申し込みをしていた料理が運ばれてきました。
そらの郷紀行は洋食。
冷製の4皿の後で温かいものも出てきます。

ちなみに、今日は幸いにして(?)地ビールが品切れだったので、誘惑に負けずに済みました。
まあ、この後温泉に入るので。

国境の少し長いトンネルを抜けると、この列車の目玉のひとつ、坪尻駅。
車では行くことのできない、数時間に1本の列車か国道からマムシの出るような山道を10分ほど歩く他辿り着くことができない、知る人ぞ知る秘境駅です。

ちなみに、この駅がマニア心をくすぐるのは、スイッチバック駅でもあること。
(今回の旅までここにスイッチバックがあるなんて知らなかったので、ボクの鉄分もたいしたことありません。)

スイッチバックの方向転換のために運転手さんが車内を通る際には、みんな拍手でお出迎え。
こんな雰囲気もこの列車の楽しみのひとつです。

食事もほぼ終わる頃、列車は急坂を下り、吉野川を渡って阿波池田へ。
ここで小休止して、ホームでの買い物タイムです。
駅長さんを囲っての写真撮影会もやってました。
池田を出て最後の40分は、狭隘な渓谷を眺めながらのコーヒー&車内販売タイム。

そして、13時前に終点の大歩危駅に到着。
べっぴんアテンダントさんに見送られながら、後髪を引かれる思いで列車を降りました。

ちなみに、この列車の旅を楽しく盛り上げてくれるのは、地元の人のおもてなし。
沿線では、沢山の人が笑顔で手を振ってくれます。
ボクも、観光施設の人と一緒に帰りの便(しあわせの郷紀行)を見送りました。

列車を降りてからは、宿のチェックインまで多少時間があったので、遊覧船で大歩危峡の景色を楽しんできました。

そして、一番にチェックインして、ここからが本当のメインイベント。
ひとっ風呂浴びて、あとはお籠りです。
料理とお酒も楽しみ。
というわけで、今宵は骨抜きになります。

明日は高松でうどん食べて帰ります。