歌丸師匠

最近、夜、寝付けないと、録り貯めた「笑点」を観てます。

「笑点」と言っても、最近の放送よりも、BSでやっている昔の笑点の再放送の方が多いです。

最近の笑点も、観てないわけではないんですよ。
昨日も、7月最初の放送のお約束、「身体で言うと上半身から下半身」が出て喜んでましたし。

だけど、昔の笑点は、テンポが良くて、それでいて落ち着きがあって。
なので、繰り返し観ても楽しめるんですよね。

その再放送、円楽司会時代(水曜なつかし版)と歌丸司会時代(火曜なつかし版)の2つがあるのですが。
ここ数日は、歌丸司会時代のを選って観ていました。
虫の知らせだったんでしょうか。

ネタは本当にお決まりのパターンばかり。
「歌丸に水と書いて死に水」とか。
「ワッショイ!ワッショイ!」「威勢がいいね」「歌丸の出棺だ!」とか。
おじいさんの役になるのにカツラを被ったら「若返った」とか。

笑点は子供の頃から観てたのですが、その頃からもうお爺さんだったんですよね。
ボクの物心がついた40年弱前、歌丸師匠は今のボクくらいの歳だったんですけど。
既にお孫さんがいたそうですが。
その頃からずっと、生ミイラだとか死にそうだとか言われながら…。

ついに亡くなってしまいました。

最近テレビに映った姿を見た時、だいぶ弱ってるのかなと思ってはいたのですが。
それでも、突然の訃報でした。
多少の覚悟はしてましたが、びっくりしました。
そして、残念でなりません。

歌丸師匠の高座は、一度観たことがあります。
2012年のGWの末廣亭。昼席のトリ。
ネタは何だったっけ? 思い出せない。
だけど、途中で円楽いじりがあったのは良く覚えてるな(笑)
あの当時から、体調がすぐれないという話があって、これを逃したらもう観ることができないかもと思って、行ったんですよね。

もう一度観たいなと思っていたのですが、それはもう叶わなくなってしまいました。

ご冥福をお祈りします。
そして今日も、録画を観ましょうか。

中国5県をひと回り

この週末は1か月ぶりに遠出をしてきました。
JR西日本の株主優待券(乗車券・特急料金ともに半額)をもらったので、それを活用しての旅です。

せっかく半額になるんだったらと、欲張ったルート設定にして、またしてもみどりの窓口の駅員さんを困らせてしまいました。

最大のお目当は「〇〇のはなし」。
本州の西の端を走る観光列車です。
ちなみに、「はなし」は萩・長門市・下関の頭文字だとか。

車内はゆったりとした空間。
2両編成ですが、1号車(写真)は畳をあしらった和テイスト、2号車は洋テイストなんだそうです。

車窓からは日本海。
天気はなんとか持ったのレベルでしたが、あちこちで素晴らしい景色が見られました。
晴れてたらもっと良かったんでしょうが、雨男の無い物ねだりですね。

そして、朝からビール。
周りには日本酒を飲んでる人もたくさんいました。

あっという間の3時間でした。
ぜひ皆さんも一度。

今回の旅の目的はもうひとつ、未踏破区間乗り潰しの旅です。

厚狭駅で新幹線を降り、下関まで在来線で。
これで、山陽本線を完全踏破しました。和田岬の支線も含めて。

広島以東は、学生時代に帰省でよく使ってましたし、最近も上京の際にサンライズをよく利用するのですが、西方面はなかなか使うことがなかったですね。宮島口から向こうに初めて乗ったのも社会人になってからで、そこから少しずつ区間を伸ばして、今回ようやく踏破しました。

〇〇のはなしで東萩まで行った後、益田〜浜田〜米子へと東へ列車を乗り継ぎました。
今度は、山陰本線の完全踏破です。仙崎の支線も含めて。

京都〜福知山間は、学生時代、天橋立に行くのに。
福知山〜米子間は、同じく学生時代に地元の仲間の出雲旅行に合流するため、夜行の急行だいせんで(ずっと寝てたので、途中はほとんど覚えてませんが)。
あと、一応、米子〜宍道間と江津〜浜田間も乗ったことがあるんですけどね。

今回の旅で、島根県内のJR線完全踏破も果たしました。
先日廃線となった三江線も含めて。
さすがに大社線には乗ったことがありませんが。

まあ、そんなどうでもいい自慢話はさておいて…。

昨夜は皆生温泉に一泊。この旅唯一の鉄以外の話。
一昨年末に利用した素泊まりシングルルームプランのある宿が取れたので。
いい湯に浸かりリフレッシュできました。
食事は、お目当の店が休みだったので、全部コンビニ飯にしてしまいました…。

好天に恵まれた今日は、まず、境港駅へ。
妖怪と子どもたちで溢れかえってました。

今回は、境港の街には目もくれず、ひたすら鉄の旅。まあ、境港は何度か訪れたことがありますからね。
というわけで、鬼太郎列車に乗り込み、米子へ。

そして、やくもに乗り換え。

伯備線を通しで乗るのは、こちらも学生時代以来だと思うのですが、社会人になってからも乗ったことがある気がしてならないんですよね。
だいたい、広島から山陰に向かう際はバスの方が安くて便利ですし。それよりも車で行くことの方が多いですからね。実際、根雨のあたりは何度か車で訪れてますし。
一昨年、新見以北だけ乗ったのや、今年の正月に井原鉄道に乗ったこと、知人が高梁で運転免許合宿に行った話を聞いたことで記憶がごっちゃになったのか。
それとも、松江の合唱コンクールに出るのに敢えて電車で行ったことがあるのか。
デジャヴか認知症か…。

なんて考えながら、結論の出ないまま、倉敷に到着しました。

普通なら岡山までやくもに乗って新幹線に乗り継ぐところなんですが…。
そこは、乗り鉄の旅。

最後は新倉敷駅からこだまに乗って帰りましたとさ。

という、中国5県ひと回りの旅でございました。

来月は、鉄道メインではない、普通の旅を企画しています。

2018みちのくひとり旅③〜下北の旅&グルメ編

今回のメインイベント三陸の旅に入る前、時間が少しできたので、下北半島をちょっぴりドライブしてきました。

青森空港でレンタカーを借りて、まずは下北半島の陸奥湾岸を北上し、7年ぶりのむつ市へ。

むつ市でのお目当は、大湊駅近くの「美味小屋・蛮」の「アランドロンカレー」。
上に乗ってるのは、チーズ入りのメンチカツ。
ナイフを入れるとチーズが「あら、ドロン」というわけで…。

続いて、当初は予定になかった恐山へ。
むつ市街から意外と近かったもので。
強烈な硫黄臭と霞みに包まれた不思議な世界を歩いてきました。

そして、下北ドライブの一番のお目当・尻屋崎へ。
本州太平洋岸の最北端。
ただ、この日は天候が最悪。馬もいません。
強風に耐えられず、さっさと撤収しました。
ここで体を冷やして、風邪を引いてしまったようで…。

その後、太平洋岸をずっと南下。

下北半島の太平洋側は、いわゆる原発銀座。
人は少ないのかなと思っていましたが、途中に立ち寄ったコンビニでは、原子力関係の事業所に勤務しているらしき人がたくさん出入りしていました。

この日は、八戸の格安ビジネスホテルに宿泊。

夕食は、こちらも7年ぶりに訪れる「みろく横丁」の居酒屋で。
オススメはどんこの刺身。
たたいた肝をとかした醤油を付けて食べると、たまらない美味でした。

翌朝はタクシーに乗って、陸奥湊駅近くの「かもめ食堂」へ。
早朝から行列のできる店です。

お目当は、平目の漬け丼。ここは、限定のえんがわとの半々漬け丼にしました。
早朝から大行列ができるのが良くわかる美味しさでした。
いちご煮(ウニとアワビの入った吸い物)も堪能。

昼食は、小袖海岸の海女センターの食堂でウニ飯とまめぶ汁のセット。
まめぶ汁は、「あまちゃん」のドラマでは微妙な扱いでしたが、ボク的には大当たり。
クルミの風味が何とも言えませんでした。

ちなみに、こちらの食堂には、ドラマに出てた「海女カフェ」の看板が飾ってあります。

夕食は、久慈駅前の喫茶「モカ」のたまごサンド。
久慈の名物です。
ふわトロのオムレツを挟んだサンドイッチはボリュームたっぷり。

翌日の朝食は、久慈駅「リアス亭」の駅弁、うに弁当。
朝7時の開店後間もなく並んだのですが、限定20個の弁当を運良くギリギリでゲット。
宮古行きの列車の中でいただきました。
器の中は蒸しウニでびっしり。
さすが、幻の駅弁と言われるだけのことはありました。

宮古についてからの昼食は、「多良福」の中華そば。
メニューはこれ1品。
魚介ベースの透き通ったスープに、平打ちの縮れ麺。
見た目からは優しい味わいを想像しましたが、魚介の風味は意外としっかりしていました。

夕食は、宮古の「寿司大」へ。
お任せでちょっと変わった創作寿司を。写真は、マグロの炙りトリュフ添え。
お酒が良く進みました。
大将と札幌からの常連さんとの会話も楽しみました。

翌朝は、宿(浄土ヶ浜旅館)にて。
名物の「鮭・鱈・イクラの三色丼」。

昼食は大船渡で「恋し浜帆立バーガー」が食べられなかったので、普通のチーズバーガーを。
なので、写真は省略。美味しかったですけどね。

晩は、気仙沼で人気の居酒屋「ぴんぽん」へ。
一番安い刺盛りを頼んだら普通だったので、改めて色々頼みました。

まずは、ホヤ刺し。

続いて、モウカ刺。サメの心臓です。
レバ刺と同じように、塩入ごま油でいただきます。
これは美味かった。

そして、シメに、ぴんぽん名物のチンポンウインナーとマンズリカクテル。
ちなみに、カシスとグレープフルーツのカクテルで、名前に特段意味は無いそうです。

翌朝はホテルのバイキング。写真は省略。

昼は、石巻駅近くの「藤や食堂」の「石巻焼きそば」。
デフォルトの味付けは魚の出汁だけで、ソースは好みで食べる途中に後かけ。
ビールが欲しくなる味でした。

というわけで、今回の旅ではグルメも満喫。
充実の旅でした。